不動産売却を考えた時は自分の不動産の状況をまず把握する事をおススメします。不動産の状況によって相談する最適な不動産会社・販売方法が変わってきます。
やみくもにご自分の不動産の状況を把握せずに不動産会社に相談をしてしまうと、不動産会社も商売がしたいのでよく分からないままその会社のペースで話を進められてしまいます。
不動産売却でよく聞くうわさ話で代表的なモノは以下の様な都市伝説みたいな話かと思います。
〇個人の客に仲介会社を通じて売却した方が高く売れる ➡ ✖
〇複数の会社にヒアリングした方が高く売れる ➡ ✖
これらのうわさ話は全て完全には正しくありません。事実と違う部分と正しい部分があります。なぜこの様なうわさ話が信じられているのでしょうか？
その理由はご自分の不動産の状況を把握せず、相談する不動産会社を間違ってしまい、間違ったアドバイスをもらっていることに起因しています。
更に個別の事情があって、「人に知られずに不動産を売却したい」、「売却後のクレームを受けるのは絶対に避けたい」等の特別な事情があればなおさら最適な不動産会社を選んで、不動産売却を進める事がおススメです。
【最重要ポイント】不動産の状況！そのまま売却出来る不動産なのか？
「ご自分の不動産がそのまま売却出来る状態」なのか？という点をまず判断してください。
不動産購入者はこれから住む住宅に夢をもって物件を内覧しに来ます。この様な新居に夢を持ってやってくるお客様は、お風呂やトイレ等の設備が劣化していて購入後すぐに交換や修理をしなければならない物件に魅力を感じませんし、お部屋もある程度きれいでないと引っ越し後の楽しい生活がイメージできません。つまり古かったり、汚れている不動産は、個人のお客様に売却しにくいのです。
ビジュアル的な例を挙げますので比較してみて下さい。
設備が劣化していて部屋も古めかしい物件を夢を持って住宅を探しに来ているお客様に売却するのが難しいというイメージはつくと思います。
買主の気持ちを想像して、そのまま売却するのが困難と判断したら、不動産会社に買取を依頼するのがおススメです。
「買取博士」は豊富な経験を持つ担当者が親身になって相談してくれる買取査定サイトです。無料相談、簡単入力なので是非試してみて下さい。
「業者に売却すると安くなる」を信じてはいけません。（そのまま売却が困難な場合）
そのまま売却するのが困難な物件に限っては先ほどの都市伝説「不動産会社（買取）に売却すると相場より安くなる」は当てはまりません。
この都市伝説を信じて個人のお客様に仲介会社を通じて売却すれば高く売れると誤信して、売却活動をするとデメリットがとても多いです。
個人の買主が購入後すぐにキッチンやお風呂にメンテナンスしたりリフォームを要するお部屋を気に入る事はほぼありません。そんな売却しずらい部屋を個人に仲介で販売すると下記の事態が想定されます。
〇売却期間が長期化する（気持ちが落ち着かない）
〇物件に売れ残り感が出てくる
〇売却に仲介手数料がかかる
〇買主にも仲介手数料が発生するので買主の資金も多く必要
〇売却後のクレームのリスクがある
「業者に売却すると安くなる」を信じて損をしない様にしてください。そもそもそのまま住めない住宅は個人のお客様に売却するマーケットで考えない方がおススメです。
そのまま住めない物件は不動産会社による買取を利用しましょう。
そのまま住めない住宅は不動産会社に買取をしてもらう事をおススメします。不動産会社は設備などの劣化部分はリフォームをする前提で物件を査定します。そして経験からどの程度のリフォームをすればよいか分かりますので、査定金額は適切です。
買取の不動産会社は自分が住むことを前提としていないので、補修が必要でも汚れていてもきっちり価格を出してくれます。
そのまま住めない物件は個人に売却する事は困難ですから、買取の不動産会社がつくるマーケットの値段が物件の適正価格つまり相場という事になります。
そのまま住める物件は「買取会社に売却すると相場より安くなります」
そのまま住める物件（キッチンやお風呂を更新しなくても新たな購入者が満足して十分利用できて、室内がきれい）は買取会社に売却すると相場より安くなります。
マーケットプライスが5000万円の物件があるとします。個人に売却する場合は5000万円売却するので、そこから仲介手数料を引いた金額が手取りになります。
業者へ売却する場合、業者も購入後マーケット価格で売却するので5000万円で売却します。買取価格はこの5000万円から利益と経費を引いた金額になります。
この分が相場より安くなります。
買取の場合は仲介手数料がかかりませんので、手取り額で言うと2割位の差が出るのではないでしょうか？この２割安の金額と以下の業者買取特有のメリットを比較して判断してください。
〇内覧対応で部屋を見せる必要が無い
〇近所の人に知られずに売却出来る
〇残置物があってもそのまま売却出来る
〇設備の故障なども補修せずに売却出来る
複数の不動産会社に相談した方が高く売れる？の判断基準！
これも「そのまま住める物件」か「そのまま住めない物件」かによります。
そのまま住めない物件は買取会社1社に直に相談する。
そのまま住めない物件は買取会社に直接相談しましょう。こうする事で、売却の仲介手数料分手取りが増えるのでおススメです。
更に買主も購入仲介手数料を支払わなくて済むので原価が圧縮できます。それはそのまま買取価格に上乗せされてくるので直接の買取ですと仲介手数料分はダブルで買取価格が上がります。
そして1社に相談した方がその会社も確実に仕入れられる案件として真剣に考えるので買取価格が伸びやすいです。
そのまま住める物件は複数の会社に相談して信頼できる不動産会社を探す！
そのまま住める物件は今の状態で商品力が高いので、信頼できる不動産会社数社に相談して色々な選択肢を考慮して最適な販売をするのが良いでしょう。
すまいバリュー等の一括査定サイトを利用して大手の不動産会社に相談してみましょう。住まいバリューは日本を代表する大手仲介会社６社に無料で一括査定が出来るのでおススメです。
物件の状況で最適な相談相手を選択してください。
記載しました様に、不動産売却時はご自分の物件がそのまま住めるのか住めないのかの見極めが重要です。
新しい住まいを夢をもって探している買主の心に響かない「そのまま住めない物件」を間違った手法で販売していると手間も時間もかかり実入りの利益もそれほど得られません。
仲介料のかからない（その分買取価格に上乗せされる）様に買取会社一社に相談してみましょう。
逆にそのまま状態でも買主に気に入ってもらえるような物件は幅広く信頼のおける仲介会社に相談してなるべく高く売ってもらいましょう。
