中古マンションは フルリノベーションしてなければ住みずらい理由!

昨今中古マンションをフルリノベーションしたマンション市場が急拡大しています。私の会社の本業でもある中古マンションのフルリノベーションですが、作り手からみるフルリノベーション物件はどの様なものかお話したいと思います。

築古の中古マンションにみられる多くの欠点は最低でも改善するのがスタート地点

中古マンションを探す購入検討者は、購入した中古マンションで「新生活」を始めます。よって購入検討者はその新居である中古マンションに夢を持って探しいるのです。我々はこの期待に応えたいと考えています。

そこで築古の中古マンションに多く見られる致命的な不便さをフルリノベーションによって改善しています。中古マンションの不便さをリストにします。以下の不便さはリノベーションの基本セット的なもので最低仕様のリノベーションでも可能な限り改善をします。

逆に以下の点を改善できていないリノベーションした中古マンションは作り手の愛情がどの程度入っているか疑問です。

よって改善している事は、作り手の愛情をはかる指標になるといってもよいチェックポイントにもなります。

  • リビングがバルコニーに面していない
  • エアコンがバルコニー側の部屋にしか設置できない
  • 専有部内の配管がサビ等で劣化している
  • 床が不衛生なじゅうたん仕様
  • お風呂とトイレの導線が同一

リビングにバルコニーが面していないと洗濯物をほすのにプライベートスペースを通らなければならない!

中古マンションの多くはリビングがバルコニーに面していません。この場合洗濯物を干す為に「夫婦の寝室」或いは「子供部屋」というプライベート空間を通らなけらばなりません。この不便さはリノベーションで間取りを検討する際先ず解消しようと考えるポイントです。

ほとんどの中古マンションは寝室にエアコンがつけられない!

時代背景なのか築古の中古マンションはバルコニーに面したお部屋にしかエアコンがつけられません。これはエアコン設置に必要な吸気や排水に必要な管が通せない事が理由です。寝室にエアコンがつけられないなんて現代の生活では考えられないと思います。この点はエアコン設置に必要な管を先行して壁配管をするリノベーションを行う事で改善しています。

リストの中でもエアコンの設置は妥協できるポイントではないので、中古マンション購入時にはエアコンが全室に設置可能か必ずチェックしましょう。

排水管がサビている部屋に住む不安感

築古の中古マンションはそれなりに全てが経年劣化しています。いくら見えないからと言って床下の排水管がサビサビの状態では安心して住むことは出来ないでしょう。リノベーションの際は床もめくりますので、その機会に新品に交換をしています。

中には経年劣化が許容範囲内で交換しない場合もありますので、中古マンション購入時には床下配管の管の状態はチェックしましょう。

不衛生の極み、古いカーペットの中には数十年の汚れが、、

最近のマンションの床はフローリングで作られいるものが圧倒的に多いです。フローリングは掃除がしやすく衛生的という事が最大の理由です。カーペットは掃除をしても奥奥まで掃除が出来ない為、年数と共に汚れが蓄積していきます。自分の家族の汚れであれば問題はありませんが、購入検討者は他人ですので、我慢する事は極めて困難です。床がカーペットの場合はリノベーションで清潔な床に張り替えます。他人の汚れの上に住みたい方はいないからです。

誰かがお風呂に入っていたらトイレに行けない不便

築年数の古い中古マンションでよくみられる導線です。脱衣所にトイレの扉があるタイプなどで誰かがお風呂に入っているときにトイレに行けないというものすごい不便な導線になっています。中古マンションですので数十年その状態で住んでいる方もいるはずですが、新生活を夢見る購入検討者の方にはこの様な大きな不便を感じてほしくありません。よってリノベーションの際は寸法上不可能な場合を除いてお風呂とトイレの導線を別にするようにしています。

作り手のセンスや情熱によるプラスアルファを感じるリノベーション!

ここまで記載してきた点は中古マンションのリノベーションで最低限解消したいポイントですが、作り手のセンスと情熱で更に利便性や快適性が大きく増す工夫を感じたいものです。例を何点か上げてみます。

玄関が散らからない玄関から寝室につながるWIC

玄関脇から寝室へつながるウォークインクローゼットです。外出先から帰宅の際コートをかけて靴をぬいで寝室へ入れます。お客様を迎える玄関にも靴を置かずに済むので玄関もきれいなまま、非常に使い易い工夫です。

驚くほど使い易い!鍵型リビングダイニング!

キッチンの脇にダイニングを配してリビングと分離する間取りです。クローゼットを備えている為将来個室として利用する事も可能な間取りです。キッチンからの配膳がしやすく、リビングとダイニングが適度な距離を保っている為、別々のTVを見る事も可能な非常に使いやすい工夫がされています。

築古の中古マンションはリノベーションされてなければ買うべきではありません。

築古の中古マンションはリノベーションされてなければ住むことに不便を感じ、家族以外の他人が触れた汚れが蓄積されています。

不便なところを改善し、更なる工夫をして住みやすくピカピカにしたリノベーション済みの中古マンションは魅力が沢山あります。

是非物件を見に行ってみて下さい。

不動産購入の記事はコチラ

最新情報をチェックしよう!