買取？仲介？不動産の売却査定は物件と自分の状況で判断！

不動産の売却査定をする際に最も留意してもらいたい点は物件の状況です。極端に言えば売却されいる不動産を購入するという点で規模は大きいものの不動産購入者にとっては「買い物」です。「買い物」ですからその「モノ」を気に入らなければ購入つまり「買う」というところまで行きつきません。

この「購入者がモノを気に入る」という点が不動産の売却査定でも非常に重要な要素なりますので十分注意してください。

そのまま何もしなくても快適に住める物件の売却査定は仲介会社へ！

築年数が新しく壁紙もきれい、水回りもそのまま使用できる状態の不動産は購入検討者に「いい物件だ！」と思ってもらう確率が高くあります。
このそのまま住める状態については御部屋の内部の話なので築年数は関係ありません。そのまま住める状態を例に挙げますとこの写真の様な物件です。

仲介会社を通じて個人に販売するデメリットは？

仲介会社を通じて広く不動産を広告して販売する手法は確かに高く売れる可能性がありますが、（そのまま売却できる物件であることが要件ですが）以下のようなデメリットもあります。

そのまま住める状態の不動産を不動産業者の買取にすると、業者はリフォームしたり、不具合を直したりして問題を解決して販売する必要が無いので、買取った不動産業者もそのまま販売します。すると不動産買取業者の物件取得経費と利益分だけ買取金額が差し引かれますので、仲介で個人のお客様に売却するよりも買取金額は安くなります。

よってそのまま住める状態の物件は「秘密で売却したい」、「内覧の対応をしたくない」等の特別な事情が無い限り仲介を通じて個人へ売却する方がいいでしょう。繰り返しになりますが、「そのまま住める状態の物件」に限ります。

そのまま住めない状態の物件は不動産買取業者に売却査定が〇！

まずは下記の写真を見て下さい。写真の様な古いキッチン、古い壁紙に床・残置物が多数ある物件を新居に夢をもって物件を探している購入者が気に入るでしょうか。
ご自分は今も利用しているキッチンですから、使える事は使えるでしょう。
しかし購入者にとってはどうか？という視点が重要です。

　　

部屋に入った時の第一印象が良い不動産でなければ、そこから拒絶反応が出てその不動産を「いい物件！」と感じて買うという状況にはいきません。

つまり「そのまま住める状態の不動産」でなければ売却は非常に困難となります。

そのまま住める状態にない物件を仲介で個人に売却しようとすると最悪の結果に！

「いい物件！」と購入者に感じてもらえない不動産を仲介を通じて個人に売却しようとすると、今述べた様に売却が困難なのに販売活動をする事になります。
よって内覧の対応をして、気に入ってもらえず、又内覧の対応をして気に入ってもらえずの繰り返しで販売が長期化します。そして物件の鮮度も失われ仲介手数料を支払って安値で売却する事になってしまいます。

これは絶対に避けたいところです。

「そのまま住めない不動産」を「そのまま住める不動産」と同じ位の価格で売却は出来ません。

不動産業者の買取は安くなる場合がある事を先ほど述べました、それが当てはまるのはごく限定された場面のみです。不動産に何らかの手を加えなければならない場合は当然購入者は敬遠します。壁紙を補修、キッチンを交換、フローリング交換等で費用がかかる事は容易に想像しますので、そのまま住める不動産と同じくらいの金額で売れる事は無いのです。

何らかの手直しが必要な不動産や内覧時の第一印象で良い印象を与えられない状態の不動産は買取業者の売却査定を利用するようにしましょう。

築古の不動産でもリノベーションする事で「そのまま住める」状態に出来ます。

リノベーション事例はコチラ

メリットが多い不動産業者の買取による売却査定！

不動産業者による買取の売却査定をし、不動産業者に不動産を売却すると得られるメリットは非常に大きなものとなります。

手直しが必要な不動産を最も高く売却査定するのは不動産業者の買取！

手直しが必要な不動産の購入検討者で個人はその手直し費用を不動産購入予算の中に含めて検討します。そしてその手直し費用は個人が発注するので不動産業者が発注するよりかなり高額になります。この高額な費用も検討して購入価格を決めます。

逆に不動産業者は手直しも年間で数百件行いますので、手直し費用も安く済みます。この差が買取価格に影響を及ぼします。

更にメリットの多い不動産業者による買取！安心で簡単！

仲介会社を通じて個人に売却するデメリットを記載しましたが、不動産業者の買取ではその全てが無くなります。

不動産を売却した後は、その不動産の事を一切考えたり心配したりすることも無いの、精神衛生上もメリットがあります。

まとめ・物件と自分の状況を考えて、売却査定先を選ぶことが重要。

不動産の状況で売却査定先を選択する事が不動産売却の成功への近道になります。

不動産業者による売却査定は安いという間違った都市伝説に惑わされず最適な売却査定で不動産売却が成功を目指してください。

不動産売却記事はコチラ