不動産投資を始めようと思い立っても、「1棟アパート」、「区分マンション」、「駐車場」等不動産といっても様々あります。
当然それぞれにメリットデメリットがあり、何が自分に最適かを迷い、時間だけが過ぎて行ってしまうという事はありませんか?
そんな方は自分の状況から考えてみるといいと思います。
この2つに当てはまったら不動産投資は区分マンションを!
不動産投資を始めようとしたときの状況が下記に当てはまるかチェックしてください。
- それ程大きな金額の不動産投資はしたくない
- 不動産投資に手間はかけられない
たったこの2点です。これに当てはまったら不動産投資の対象は「区分マンション」です。
小額から始められる区分マンション投資
区分マンションはワンルーム~ファミリータイプと様々な広さの物件がありますが、第一のポイントとして「少額から始める」という点に着目すると1ルームマンションが最適です。
ワンルームマンションでも広いお部屋もありますが、「少額」を満たす為、25㎡以下に限定してみます。
販売中のマンションの価格を調べると、
都内の好立地とされる目黒区でワンルームマンションをレインズで検索しますと、最低価格が920万円、最高価格が2570万円です。
東京都港区(日本一高いかも)のワンルームマンションでは、最低価格が690万円、最高価格が3580万円です。
逆に1棟アパートの最低価格は目黒区で6,980万円、港区で1億8000万円です。急にハードルがあがる事がお分かりいただけると思います。
種別 | ワンルーム | 1棟アパート |
目黒区 | 920万円 | 6980万円 |
港区 | 690万円 | 1億8000万円 |
少額な区分マンション投資は諸経費も安くなる!
物件価格が安いという事は諸経費も安くなります。
不動産投資の際に一番大きな諸経費は不動産仲介料です。例えば上記目黒区で投資をする場合、
●ワンルームの仲介料
920万×3%+6万円+消費税=約37万円
●1棟アパートの仲介料
6980万×3%̟+6万円+消費税=約240万円
仲介料だけで約200万円の諸経費がプラスでかかります。
その他の不動産取得税や固定資産税、都市計画税も多くかかってきます。そして多くの場合これら諸経費は借入をせずに自己資金でまかなうので、手元に資金が無いと厳しい投資になります。
副業ならなお最適、区分マンションは手間がかかりません。
サラリーマンの方や別に本業を持ちながら不動産に投資する人は多いと思います。
従って不動産投資にあまり時間がかけられないと思います。
例えば共用部の電球が切れて直す、建物の前にゴミが置かれたので撤去等をしなければならない時に、わざわざ現地へ行って対処する時間もないのではないでしょうか?
こんな時も区分マンションで不倒産投資をしておけば、それほど手間はかかりません。
区分マンションには管理組合があり管理組合が委託している許認可制のしっかりとした管理会社ついています。
この管理会社がこれら電球切れやその他のトラブルにも対処してくれます。従って建物(お部屋の中以外)に関しては、何もする必要が無いのです。
私も区分マンションを数戸所有しておりますが、現地へ行くことは数年に1度くらいです。
極端に言えばほったらかしでもいいといえるかもしれません。
この少額で始められて、ほったらかしいいという点が区分マンションによる不動産投資の特徴と言えます。
まだまだメリットがあります。不動産投資のスタートには区分マンション。
区分マンションは強固でかつ売りやすいというメリットがあります。
区分マンションは構造で最も強固な「鉄筋コンクリート」で出来ていることがほとんどです。
この強固な構造物ならではのメリットがあります。
- 担保価値が木造などに比べて高い
- 従って融資がつきやすい。
- 融資の期間も長期でつきやすい
- 地震などへのリスクが木造に比べて格段に低い
折角、不動産投資を始めて物件を所有しても、構造体が弱いと地震等で物件自体が無くなってしまっては元も子もありません。
その点強固な鉄筋コンクリート構造物の区分マンションはそのリスクが一番低いと言えます。
そして強固な構造物である為、担保価値が高く、不動産投資を始める時に融資がつきやすく且つ寿命が長い為、長期のローンも付きやすいのです。
境界確定や越境物など面倒がなく、売却する時の手間も少ない区分マンション
物件を売却しようと考えた時、アパート投資ですと土地も付帯していますので境界を確定したり、越境物があればその対処をしたり煩雑な手続きが必要な場合があります。
その点区分マンションは大きな建物の1室なので「部屋を売却」する感覚ですので、このような手間はかかりません。
又、物件の資料としてはマンションの管理会社から「重要事項に関する調査報告書」という書類が簡単に取得できるので、売却する時に告知する事を自分で調べたりする必要もありません。
更に強固な鉄筋コンクリートの構造物ですので、後々のクレームにも木造と比べるとなりにくいです。
売却時の手離れも手間がかかりません。
不動産投資スタイルによって区分マンションかを判断してください。
説明した様に不動産投資を始めようと考えたときに「少額」「手間をかけたくない」という2点が先に来たら迷わず区分マンションを選んでください。
強固な建物に融資がつきやすいというメリットも付いてきます。
反面デメリットとして、少額なので、入ってくるお金の金額も少なくなります。
これは数を増やしていく事で解消でき、数を増やすと色々な場所で区分マンションを持つことになるので、地域が固まらない分散投資にもなります。
これらの点も織り込んで検討してみて下さい。