不動産は売却方法を間違えると適正な価格・適正な期間で売却出来なくなるリスクがあります。
不動産の売却方法では各社が「自分の会社で不動産売却するのが、一番お得!」とうたって顧客獲得を行っていますので、様々な情報が錯綜してしまっていて結局不動産の最適な売却方法が分からなくなっています。一度相談すると、得意分野でなくても他のその分野に精通した不動産業者をすすめてくれる事なく、何とか自分の顧客にしようとします。
買主(お客様)の目線で不動産の売却方法を考える事が最重要!
不動産の売却方法を検討した時に皆さんがまず疑問に思うのは以下の様な事だと思います。
- 複数の会社に査定依頼をするといい?
- 高い査定金額を出した会社に任せる?
- 地域密着の会社に頼んだ方が高く売れる?
- 不動産会社の買取だと安くなる?
しかし、これら疑問は全部売主である皆さんの視点です。不動産の売却は「買主」がいて成り立つ取引です。
世の中で「モノを売りたい」と考えている人すべてが行う「買主の分析」を不動産の売却ではやらない人が非常に多くいます。
買主の目線でその不動産は魅力的ですか?と考える
住宅の買主はある程度の予算を決めて、お住み替えをする為に「新居」を探しています。「新しい生活を始める拠点」ですから、夢や期待をもって物件の内覧をするのです。
不動産の売却方法を考える時この夢をもって内覧をしてくれる買主にとって自分の不動産は魅力的にうつるのか?という検証をしてください。
「自分の物件は魅力的!」と言える時は仲介を通じてエンドの買主に売却しましょう。
築年数も新しく、お部屋に入った瞬間良い印象を与える事の出来る物件なら幅広く広告活動をしてエンドのお客様を探してくれる仲介会社に依頼するのが最適な販売方法と言えます。
例えば写真の様な物件です。
写真の様な物件は、夢を持って新居をさがす目線の厳しい買主を十分魅了できるので、仲介会社を頼って多くのエンド客に見てもらえば売却成功の近道です。
買主が購入後手を入れたくなる様な物件は不動産会社の買取が最適!
ご自分の物件が次の写真の様な状況だったらエンド客の買主を魅了できるでしょうか?自分だったら購入するでしょうか?
○キッチンも使用感があり古い
○旧式のトイレ
○部屋の中が日焼けして色が変わっている
○天井などシミがある
この様な物件を夢をもって内覧する買主が気に入るでしょうか?
それは非常に困難でしょう。
この場合は不動産会社の買取を選びましょう。不動産会社は買取後お部屋を数百万円かけて、リノベーションして、買主を魅了する物件に生まれ変わらせてエンドのお客様に売却します。
買主が購入後に手直ししなければならない物件は、内覧時にも魅力的に見えませんのでエンド客への売却は困難です。
不動産業者の買取マーケットは買主の手直しを要する様な不動産の売却方法として発展し確固たるマーケットが出来ていますので安心です。
買主の手直しを要しない物件に限っては、買取にすると損です。
不動産の買取はそのままではエンドの買主が気に入らないような物件を買取して、自らバリューアップしてエンドのお客様に売却します。このバリューアップの対価を利益としています。
そのまま売却出来る様なバリューアップの必要のない物件を買取業者に売却すると、買取業者はバリューアップの必要もないので、単に利ザヤをぬいて転売するだけになります。
この利ザヤと経費分マーケット価格から引いた金額が買取価格になるので、マーケット価格よりも安くなります。
○キッチンも使用感があり古い
○旧式のトイレ
○部屋の中が日焼けして色が変わっている
○天井などシミがある
この様な項目に当てはまらなければ仲介会社を通じてエンド客を探す売却方法を、この様な項目に当てはまれば買取会社による買取という販売方法を選んでください。
リスクのない不動産の売却方法を重視すると買取がいい
不動産の売却方法で買取は不動産のプロに売却をするので売った後の責任を負わなくていい等メリットが非常に多いので参考にしてください。
不動産売却方法で下記の様な事をお考えの方は買取を考えて下さい。
○手直しやお金をかけずに売却したい
○売却後のリスクや責任を負いたくない
○仲介料などの経費を抑えたい
○客の案内など手間をかけたくない
○内覧などで部屋の中を見せたくない
○秘密厳守で売却したい
不動産会社への買取という売却方法を選択すると、手直しが必要な物件でもそのまま買取が出来、売却後の責任は免責で、仲介料などの経費を抑えて、お部屋を1度だけ見せるだけで、誰にも知られず秘密裏に売却出来るので、大変大きなメリットがあります。
仲介経由ですと、仲介の広告はまず近所の人に物件を売っていることを周知する事を目的にしますから周辺の住民の方に家を売っていることがばれてしまいます。
買主目線で自分の不動産を判断し最適な売却方法を
買主の目線で自分の不動産を評価して最適な不動産売却方法を選択してください。最も重要なのは、そのままの状態で買主が気に入るか否かです。購入後買主が手を入れなければならない物件を買うエンドのお客様は皆無です。この点を冷静に判断して選択してください。