金額が分かる!中古マンションのリフォーム価格と注意点!

中古マンションで生活しているおと、ある程度年数が経ってくるとクロスの汚れや設備の劣化、色々なところに汚れがたまり、そろそろリフォームをして快適に住みたいという人が増えてきます。

自分で中古マンションのリフォームを考えた時に不安になるのは「リフォーム価格」「完成品に満足できるか?」だと思います。

中古マンションのリフォーム価格はどの位?

まずリフォームにいくら位かかるかを見ていきましょう。

但し、リフォーム金額はある程度相場もありますし、事前に見積もりがとれるので中古マンションの不安要素としてのリスクは低いと言えます。

フルリフォームの場合の価格相場

フルリフォーム(フルリノベーション)は床下の配管も経年劣化している点もリフォームの時に更新して新築同様にします。壁も床も全て壊して新しいものを作る、いわゆるスケルトンリフォームです。

フルリフォームの相場=1㎡あたり10万円~15万円

専有面積別にリフォーム代の概算を計算した表が下記になります。但し専有面積が狭い中古マンションになると(25㎡~45㎡)と単価は上がってくるので注意してください。

中古マンションの
専有面積
リフォーム金額
50㎡500万円~750万円
60㎡600万円~900万円
70㎡700万円~1050万円
80㎡800万円~1200万円
90㎡900万円~1350万円
中古マンションの専有面積別リフォーム価格

中古マンションのリフォーム金額は概ねこの表の範囲内に収まっていくのが相場ですが、使用する設備で金額に幅があります。例えばタンクレスのトイレにすれば、その分普通のトイレを使う場合よりもリフォーム価格は上がっていきます。

部分的なリフォームの相場

フルリフォームではなく、気に入らない箇所のみリフォームを行う部分的なリフォームの場合はどうでしょうか?

クロスを全て張り替えるだけでもお部屋の印象は変わりますので、予算と相談して、気になる点を直す部分リフォームも快適に住む為には有効な手段です。ただリフォーム中は生活が制限されますので、やれるところ全てを一度に或いはフルリフォームした方が効率は良いのは確かです。

リフォーム部分リフォーム金額
お風呂(ユニットバス)90万円~150万円程度
キッチン90万円~150万円程度
トイレ20万円~40万円程度
洗面台20万円~40万円程度
壁紙の張り替え60万円程度
フローリングの張り替え100万円程度
中古マンション部分リフォーム価格

注意したいのはネット等で例えばユニットバスが格安で売られていますが、ユニットバスを交換するには、壁や床を一度解体し、ユニットバス交換後に復旧するという壁や床の周辺工事が発生します。この周辺工事の事も考えて価格を見なければなりませんので、ネットで使用する材料を購入するのはリスクがあります。信頼のおけるリフォーム業者に材料から施工まで一括で頼んだ方がリスクは減らす事が出来ます。

最大の不安!「リフォームの仕上がり」はどうなのか?

リフォームの仕上がりを決める要素には以下の3要素が重要になります。

  1. リフォームに期待する事を明確にしておく
  2. 信頼のおける業者を選ぶ
  3. 間取りや色などのデザインに精通した人に相談

①リフォームで達成したい事=今改善したいことを明確に!

折角数百万円のリフォーム代金を支払ってマンションをリフォームするのですから、よりよい住まいにならなければ意味がありません。

この満足度を高めるのはリフォーム前に自分で今のお住いで不自由を感じている点、不満な点、直したい所を明確にしておくことが最初のステップです。

リフォームで改善したいことはリフォーム会社に伝えて、どの様に改善されるのかを確認しましょう。それが改善された計画で見積もりを取らないと後で追加工事で思わぬ出費も考えられます。

②信頼のおける業者選びは、価格バランスもあるので難しい!

1度きりのお付き合いで数百万円の工事をお願いする程信頼できる業者といきなり、或いはネットで巡り合う事は個人の力ではほぼ不可能と思われます。

そこで世にあるフィルターをある程度利用するしかないと思います。

フィルター:大手から業者を選ぶ
大手、誰でも知っている会社を選ぶ方法は例えば「住友不動産」や「三井不動産」が提供しているリフォームは、会社の規模、コンプライアンス意識、風評被害の回避の意識も非常に高いので、変な事がしないという安心感はあります。しかしながら価格的には当然高くなります。安心最優先の方は大手のリフォーム会社を選ぶと良いでしょう。

フィルター:一括リフォーム会社紹介サイトから選ぶ
例えば「ホームプロ」は業者に対して7つの審査基準を設けて、リクルート等が出資する会社が審査し、その審査を通過したリフォーム会社から紹介してくれるので、安心度は増します。

フィルター:知人の紹介
友人などにリフォームした方がいれば、その評価を聞いてよければ紹介してもらう方法があります。一番確実な方法です。それ程大きくないリフォーム会社が見つかれば価格的にも安く抑えられるでしょう。

ネット検索やネットの口コミだけで信頼のおけるリフォーム会社を見つけるのはほぼ不可能なので、この様なフィルターを使って業者を選ぶと良いでしょう。

③間取りの事は工事の専門家ではなく、住まいの専門家に聞く!

リフォームで中止しなければならないのはリフォーム会社は工事の専門家であって住まいの専門家ではありません。

つまり住みやすい間取り、デザイン等は毎日お客様をマンションに案内し、お客様の生の声を聞いている不動産営業マンです。

不動産営業マンは日々の接客ではやりの間取りもリフォームでやってはいけない失敗も熟知しています。そして人気のデザイン等も分かっています。

本当に参考になる!リフォームのデザイン事例8パターンを紹介

 

もし周りに不動産の営業マンがいたら是非相談してください。工事の専門家が気づけない事を気づいてアドバイスしてくれるしょう。この作業によってリフォームの完成度が格段に上がります。

これによってもし売却する事になっても「売れる間取り」でリフォームしていますから、中古マンション市場にだしても売れやすいという事になります。

売却してリノベーションマンションを探すという選択肢!

中古マンションを自分でリフォームする時の注意点を説明しましたが、かなり煩雑な作業です。そこで思い切ってお住いの中古マンションを売却して、その資金を基に販売中のリノベーションマンションを購入するという選択肢もあります。

リノベーション済のマンションは実際のお部屋が見れるので、①で説明したリフォームに期待する事が満たされているか分かります。そしてプロが考えた間取りですから、「売れる間取り」でもあります。自分のニーズを満たし、売却時も売れる間取りになっているのでメリットは大きいのです。

更にリノベーションマンションは出来たものを買うので期間の長い1つの住宅ローンで購入できます。自分のマンションのリフォームですと、期間の短いリフォームローンなどを利用するのでローンの面でもメリットはあります。

もしお住いのマンションが経年劣化してリフォームが必要な状態であれば、個人のお客様もそこに住むにはリフォームが必要です。つまり、個人の方に売却するのは困難な状況です。

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